28歳、元区職員、母子家庭育ち、一児の母

足立区議会のルール

皆さまこんにちは。

足立区議会議員の川村みことです。

   

さて、本日はよく聞かれる足立区議会のルールについて書きたいと思います。

主な質問機会は①本会議、②予算・決算特別委員会、③常任委員会、④特別委員会です。

ただし、③④の委員会では、基本的に執行機関側から報告された内容について質問することになっているため、取り上げたい内容を自由に質問できるわけではありません。

そうなると、自由に質問できるのは、①本会議と②予算・決算特別委員会ということになります。

ちなみに②については、原則1人につき1年に1回、予算か決算どちらか委員となることになっています。

会派ごとに枠が与えられるので、どちらになるかは会派内で話し合って決めます。

   

①本会議での質問については、それぞれ議会ごとにルールが大きく異なります。

例えばお隣北区は毎度全員が一般質問をすることができ、本会議に登壇できるとのことですが、足立区議会は人数に応じて会派ごとに時間が与えられており、その時間内でまずは代表質問を行います。

人数が多い会派は持ち時間も多いため、別途一般質問の時間を設けることができますが、少数会派は代表質問を行ったらほぼ持ち時間終了というのが現状です。

我が会派は3名で持ち時間は25分です。

例えば1人が代表質問を15分、残り2人が5分ずつ一般質問ということはルール上可能ですが、5分というのは非常に短く、経緯なども織り交ぜながら質問していたら、実際に質問できる項目はごくわずかということになってしまいます。

そのため、1人25分の代表質問を、年4回ある議会でローテーションしています。

また会派に属していない議員は年に1度しか登壇できないルールです。

   

これらの理由から、足立区議会において自由に質問できる機会は①本会議と、1年に1回参加できる②予算または決算の特別委員会のみということになります。

当然、急ぎの案件がある場合は、直近の本会議で代表質問をする議員にその質問を託します。

急ぎではないものやタイミングを待つべきもの、議員によって質問のカラーも違うので、私に合っていると思うものは次の質問機会を待つ形です。

   

これがざっくりと、足立区議会のルールと現状です。

次回は議会閉会中の過ごし方について書いてみたいと思います。

   

足立区議会議員 川村みこと