皆さまこんにちは。
足立区議会議員の川村みことです。
多くの方から要望をいただいておりました「公園遊具の大規模改修」が実現しましたので、本日は本件を報告したいと思います。
地域の方から、「公園の遊具がボロボロだからなんとかしてほしい」というお声をいただくことが多くあります。
しかし、公園の改修基準というのは「安全基準を満たすかどうか」であり、景観などは考慮されていません。
そのため、塗装が剥げたり、汚れたりして、見た目がボロボロであったとしても、安全基準を満たしていればそのままになっている現状がありました。
これは、遊具で遊ぶ子どもたちのワクワク感の低下、まちの景観の悪化、ひいてはボロボロの遊具は落書きされる可能性も高まり、治安の悪化を招く恐れがあるという懸念もありました。
当然、公園の大規模な改修にはお金がかかります。
全部が全部、ピカピカの状態でなければならないとは私も思いません。
しかし、足立区では「ビューティフル・ウィンドウズ運動」に取り組んでいます。
参考まで、ビューティフル・ウィンドウズとは、以下です。(区HPより)
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アメリカ合衆国ニューヨーク市は、軽微な犯罪を取り締まることで凶悪犯罪を抑止し、治安を回復させました。これは、割れた窓ガラスを放置するような軽微なことから地域全体が荒廃し、犯罪も増えてしまうという「割れ窓理論(ブロークン・ウインドウズ)」による対策です。これを参考に、「美しいまち」を印象付けることで犯罪を抑止しようという区独自の運動が「ビューティフル・ウインドウズ」です。
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公園の遊具の塗装基準について、この足立区の理念に照らすと、「安全基準を満たしていれば見た目がボロボロでも仕方ない」というのは少しズレていると感じていました。
当初、基準の見直しについて担当課に相談をしたところ、「予算の問題があり難しい」という回答でした。しかし諦めずにこの問題に取り組んできました。
ビューティフル・ウィンドウズ運動を推し進めている担当と公園の担当、落書きを減らすために取り組んでいる担当などが一同に出席している本年3月の予算特別委員会でこの課題を指摘し、庁内横断的に認識の擦り合わせを行ったところ、道路公園整備室長より以下の回答がありました。
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点検等が怠っていたということで、大変反省をしております。それだけ汚れていれば、当然のように塗装ということで、計画的にやっていかなければいけないところだと思います。
更に塗装に関しては、トイレに絵を描くとか、そういうことも進めておりますので、今回、事例がありましたので、大至急点検に入って、見直しの計画を立てていきたいと考えております。
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その後、担当課の皆様にご尽力いただき、予算特別委員会で例に挙げ地域の方々からも特に声が多かった「東谷中公園(通称:タコ公園)」の大規模改修が実現しました。
写真をご覧いただけますと幸いです。
大きな一歩だと考えておりますので、引き続き安全で美しい公園づくりに取り組んでまいります。
まずは皆さま、東谷中公園に是非遊びに来てくださいね!
そしてお近くにボロボロの遊具がありましたら、是非教えて下さい!
【改修前】
【改修後】
足立区議会議員 川村みこと